EXPO 2025

昨日とうとう閉幕した大阪万博。

人生初の万博。こんなに沢山の最新技術やデザインの建築物を見ることができるだけでも本当に貴重で、各パビリオンの展示や体験も実に面白く、家族全員大満足の時間でした。

特に大屋根リングは想像していたよりずっと素晴らしかった。私たち家族が訪れたのは37度の猛暑日。強い陽射しが降り注ぐ中、大屋根リングの下はもちろん日陰、海風が心地よく吹き、リング状になっているので広い会場で目的のパビリオンへのたどり着くための道しるべとなってくれました。上へ登れば万博会場を一望でき、海も臨めます。歩くだけで楽しい、そんな建築です。

これをなんとか全て保存する方法はないものかと思うものの、様々の要因でそれが難しいことも理解できるところです。部分保存し、解体する部分の木材を仮設住宅に再利用する案が出てきましたが、再利用前提で造られていないため、再利用できるように解体するには費用が嵩むようです。

我が家は築37年の中古物件をリノベーションした建物です。鉄骨造なのに、建築時からメンテナンスがされておらず漏水が各所に見られ、表面に見えないところで劣化が進んでいる可能性が高く、解体をすすめられましたが、鉄骨造の建築物を40年にも満たない年月で解体することに抵抗を覚え、なんとか手の及ぶ範囲で修繕し再利用することに決めました。

建物の長寿命化や保存、解体、再生は身近な問題で、ますます多いな課題となってくることは間違いないなか、老朽化した建物の解体や再利用、新築時の建物のつくり方など、考え続けていかなければならないと感じました。

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