BIOGRAPHY AWARDS
1982年、新潟県に生まれ、 転勤商売の父の仕事のため、新潟県内の様々な地域をめぐる。小さい頃の遊び場所は、海、山、田んぼ、川、雪の中。そこにあるもので何かを作ることに没頭したり、ひとりでも、ただそこに何時間も居た。私の“居る”場所に対する感覚はここで培われる。河崎小学校、鎧郷小学校、西川中学校、新潟高校と進学し、高校時代はバスケに明け暮れ、成績はみるみるうちに右肩下がりになる。かといって、バスケが好きこそものの上手なれとはいかず、ボロボロの足首を抱え専らベンチをあたためていた。バスケ部引退後は受験勉強そっちのけで水彩画にはまり、高校3年秋の文化祭に参加し、見事一浪が決定する。絵の道に進むことも考えたが、自分の才能に見限りをつける。東京理科大学理工学部建築学科に進む。自分の内面から湧く何かをカタチにする絵の世界とは違い、その空間に居うる人や、それが建つ場所があってはじめてカタチが成されていく建築に、徐々に夢中になる。小さい頃、自分が居た自然を建築で再現できたらと試行錯誤するが、建築は自然にかなわないことを痛感する。自然の真似事ではなく、建築にしかできないことを模索する。自然はただそこにあるだけで素晴らしいが、建築はそこに“居る”人がいて、はじめてその素晴らしさが見出せることに気づき、改めて建築に魅了される。建築設計事務所を2つ経て、一級建築士を取得し、現在に至る。